就活生とつながっていく
皆さん、久しぶりである。仕事が少し多忙を極めて更新が滞ってしまった。
以前お伝えした通り私はとある役職に就くことになった。ゆえに自分の部署の業務委託の採用の権限を与えられることになった。
自分の脇を業務委託として固めることになったが、新卒採用も任せてもらえることになった。
私の会社は総合職採用ではなく、事業部制採用を取っている。私は最終面接前の採用面接官を務めさせていただくことになった。
私の面接を通過させた後は、CEO面接であるがCEOはよほどのことがない限り、内定を与えるということを話していたので、実質私が通過させた学生が採用されるということになっている。
私の部署には2021年4月入社として2名配属して良いということが決まっており、その2名をどのような人材を選ぼうか悩んでいた。
男女各1名を採用すると決める
私の中で相当採用したいと影響されない限りは男女各1名を採用しようと決めた。新卒採用は業務委託とは意味合いが大きく違う。
採用コストが極めて高いので、人材を深く見極める可能性がある。顔だけでは採用は出来ない。
また同性同士で固めてしまうとライバル心が燃え上がって、仕事で張り合うということが起きてしまうため、男女1名ずつを採用しようということに決めた。
予算が与えられ、採用説明会も会社全体とは別に事業部ごとに行っても良いということになった。
私は早速採用説明会のプロポーションに力を入れ、SNSで会社説明会を周知しても良いという社員には採用説明会を周知してもらうことになった。
そして採用説明会には美人社員を起用する。
美人社員を採用説明会に起用することは多くの企業が良く行っている戦略ではあるが、私は複数人を起用した。
これで採用説明会のリピート率を高めるのだ。そして口コミ効果も狙ってSNSでアピールしていく。すると思惑通りリピート率も高まり、採用説明会の参加者数も右肩上がりに上がっていった。
私も何度か説明会は拝見し、気になった学生がいれば個別に連絡を取り、座談会というなの囲い込み選考も行った。
そして、私の面接にたどり着くまでには2度の面接機会を設けていたが、男子学生に対しては女性面接官、女子学生に対しては男性面接官を充てていた。
バリキャリOLというよりはこのような親しげのあるような感じである。私の部署のありのままを見せるためである。
人が働くうえで、人に対する魅力が志望度に直結するだろうということは私も重々承知している。今の世の中面白い事業・サービスを行っている会社は私の会社以外にもごまんとある。
その中で私の事業部に興味を持ってもらえる可能性は完全に運になってしまう。そのため、採用を行うにおいては他の要素で勝負をしなくてはならない。
私の部署は幸運なことに女性社員はキラキラしている社員がとても多い。もちろん業務委託は圧倒的だが、業務委託以外もキラキラしている社員で割かし揃えた。
その社員がアピールすることが他の会社との差別化につながると感じたのだ。一般的に世の中はなぜか顔採用に良くない印象を抱くことが多い。
しかし私はそれを気にせず、自分の部署の社員にも『華やかさ』でアピールしていくことを知らせ、一貫した方針で採用活動を行うことになった。
OB訪問からの採用
これは裏話になるがOB訪問からの選考も実際存在する。私は前職がネームバリューある会社で働いていたため、大学のOBリストから連絡をくれる学生は今も多い。
『そんな時は今は違う会社で働いているから』と伝えるが、それでも話を聞きたいという学生は存在する。
私はなるべく学生と接点を持つようにはしている。それは現在の就職市場の情報収集をする意味合いでもある。実際に就職活動を行っている学生たちがどのような感覚やトレンドの中で就職活動をしているか自分の目で確かめたいからである。
そのような中で非常にハイスペックな女子学生からOB訪問を受けた(↑↑のような感じ)。顔面偏差値が極めて高く留学も経験しており、慈善活動の日本代表もしていた。
人当たりも良くとてもほしい人材だったので、もしよければ私の会社の選考も受けてみないかとふんわりと口説いた(その学生は以前私が勤務していた会社を強く希望していた)。
あまり強く誘うと問題になりそうだったので、軽く進める程度にしてもし何かあれば面接をするので連絡をしてほしいと名刺の情報を渡し送り、OB訪問は終わりになった。
採用活動は悩む日々
話は採用活動に戻るが私は採用活動にとても頭を悩ませていた。2人しか採用できず、それを短時間で見極めることは非常に困難だった。
そして内定辞退をされるものなら会社としてのダメージもとても大きい。その学生のスキル・個性・志望度を短時間で見極めなければならない。
1次、2次面接をつとめている社員からもそのような悩みは日々寄せられた。そのため、急遽、1次面接前に外部機関に委託して選考をしてもらうこととした。
つまり私の事業部は途中から選考が1度増えることになった。内定を得るには5回面接をしなければならず、私は4次面接で面接官を務めることになった。
これで社員の心身的負担も軽くなり、1人1人に向き合う時間を多く設けることが可能になった。
オンライン面接中に社員が学生に口説かれるというハプニングも報告されたりしたが、面接は順調に進んでいった。
内定者が2人決まる
そのような中、内定者を2人決まった。1人目は体育会サッカー部の活動に大学生活を捧げてきた男子学生である。
面接の中で転職前提と言われてしまったが、嘘偽りないまっすぐな姿勢と私の事業部でも活躍してくれる姿が想像できたので採用をした。
2人目はミスコン経験もある女子学生である(画像はイメージ)。
元々はCAを目指していたとのことだが、コロナウイルスで採用が閉ざされてしまいその一環で私が働いている会社に興味を持ってくれたとのこと。
面接中CAへの熱い思いを語り涙を流す場面もあったがマイナス要素が他に見当たらず、直感で私の部署のメンバーに加えたいと強く思ったため、採用を決めた。
OB訪問をした学生から連絡が来る
私の会社の採用活動も終わり少し過ぎたころ、ある学生から私のもとに連絡がきた。以前OB訪問を受け、私の前職に強い志望をしていた慈善団体の日本代表になった学生だ(画像はイメージです)。
話を聞くと私が以前働いていた会社の面接には落ちてしまい、今内定先の企業に行こうか迷っていることだった。
私の会社の話も聞かせてほしいとのことだったので、会って話を聞くことにした。前回はZOOMで行っていたが、外出自粛期間も明けたので、会って話を聞くこととした。
話を聞くと以前私がいた会社の最終面接で落ちてしまい、そこから改めて自分が何をやりたいのか考えなおしたところ、自分が何をしたいのかわからなくなってしまったとのこと。
私はもう自分の会社は人材が確保できたため、採用活動は終了していることを伝えた。彼女は悲しそうな表情を浮かべたが
それでも私の会社がやっている事業の話を聞きたいと言ってきた。私は自分の会社の話をして、将来中途採用でよければ選考を受けてほしいと伝えた。
彼女のことを思うと現在の内定の会社で頑張ったほうがよいと感じたからだ。現在浮ついた気持ちで私の会社に来ても続かないと感じたからだ。
全く納得はしていない様子であったが、彼女はこの日多くの悩みを私に話してくれた。周りの人たちで本気で相談になってくれる人がいないこと、彼氏は社会人であるが相談しても自分をかばうようなアドバイスしかしてくれないことなど、、、、。
自分の人生は自分で決めるしかないし、誰も答えはもちろん持ち合わせてない、ということを伝えた。
彼女との話はずいぶん話し込んでしまった。気付けば22時が迫っている。お店も間もなく閉店の時間だ。
そして私は彼女を自宅に誘った。彼女ともう少し話してみたかったからだ。彼女も笑顔でそれに答えた。
どこか1人では寂しかったのかもしれない。そして私の自宅で彼女が学生時代に頑張ってきた活動の話を聞いた。
そこには壮絶な努力があった。ここでは言えないような数々の誘惑があったが、それに流されず自分を貫いて進んできたとのことだった。
そして今日家に来たのは『私のことが魅力に感じていた部分もあった』からとのことだった。話をしていて落ち着き、ダメだとわかっていながらも来てしまったとのことだった。
彼女は大学の後輩かつ、彼氏がいるということもあり、別々の部屋で寝ることにした。しかし私はなかなか寝付けず、自分の今後のキャリアのことについても考えていた。
すると彼女が私の部屋に来た。1人では寂しく私と一緒にいたいとのことだった。
そして私たちは自然とキスをしてセクに及んだ。本当はいけないとお互いわかっていながらもそれが自分たちを逆に加速させた。
採用担当者と大学生決して交わっていけない関係だが、この日私は一線を越えてしまった。そして彼女は朝、再びセクをして帰宅した。
彼女が帰ってから彼女のインスタを確認すると、元気な写真が投稿されていた(画像はイメージです)。
内定先に進むのかどうかはわからないが、この先も頑張ってほしいと願うばかりである。